目次
③-1:WordPressデータ保存先の確認
引越時に移設する必要があるWordPressデータは、以下の3つになります。
- テーマ、プラグインデータ(管理画面で操作可)
- 画像・動画などのメディアデータ(管理画面で操作可)
- 投稿・固定ページデータなどのデータベースデータ(MySQLデータ)
上記のうち、1と2のデータは、wp-contentフォルダ内に保存されています。
テーマ:/wp-content/themes
プラグイン:/wp-content/plugins
メディア:/wp-content/uploads
この記事は、wp-contentフォルダ内のデータを移設した際の備忘録です。
③-2:引越元wp-contentデータをダウンロード
引越元wp-contentデータを、ダウンロードします。FTP等で可能ですが、さくらのレンタルサーバの場合、下記の方法でもダウンロード可能です。
サーバーコントロールパネルにログイン後、ファイルマネージャーをクリックします。
wp-contentフォルダを右クリック、ダウンロードを選択します。
③-3:Amazon EC2 インスタンスにssh接続
データをインスタンスにアップロードする場合、sshを使用して接続する必要があります。
sshとは
ssh(Secure SHell)とはネットワークを介してインターネット上に置かれているサーバにログインしたり、 コマンドを実行したり、ほかのマシンへファイルを移動 (コピー) したりするためのプログラムです。パスワードやデータを暗号化して通信内容の漏洩を防ぐほか、データを圧縮するので送受信を効率化できます。そのため、安全性が保障されない経路上(たとえばインターネット)でも安全な通信が行えるというわけです。
@IT – アットマーク・アイティ:sshでセキュアネットワーク構築より引用
説明は専門的で難しいですが、セキュリティが高くなると思うとうれしいですよね。
今回は2回目のチャレンジなので、すんなり行く予定でしたが…下記の過去やった手順ではできませんでした。
(過去記事:【AWS】EC2にMacのターミナルからssh接続する)
理由を発見![2013/09/09の記事]
「OS が CentOS から Amazon Linux に変更されたため、SSH ログインする際は ec2-user でログインしてください。」超高速 WordPress AMI 網元「網元 AMI の OS を CentOS から Amazon Linux に変更しました」から引用
ユーザー名変更で、接続できました!
AWS網元へのssh接続手順 [2014.1]
①ターミナルを起動します。(アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル.app)
②Key Pairを保管したフォルダに移動します。【コマンド:cd】
[code]$ cd /[フォルダ名]/[フォルダ名][/code]
③「Key Pair」のパーミッションを変更します。
[code]$ chmod 600 [秘密鍵fileName].pem[/code]
④ターミナルから、Amazon EC2 インスタンスにssh接続します。
[code]$ ssh -i [秘密鍵fileName].pem ec2-user@[固定IPアドレス][/code]
固定IPアドレスは、Amazon EC2 インスタンスのEIP または、Public DNSで確認できます。
[code]Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? [/code]
と聞かれたら、「yes」と答えましょう!
つながりました!わーい!
③-4:EC2にnginxユーザでssh接続する
今回AmazonEC2インスタンスにインストールした網元では、wp-contentデータは下記のルートに入っています。
WordPressがインストールされているHTMLのルートは?
/var/www/vhosts/{Your EC2 Instance ID}/
超高速 WordPress AMI 網元:FAQ よくある質問より引用
「/var/www/vhosts」の所有者は「nginx」になっています。[2014.1に確認]
nginx ユーザとして ssh 接続できるようにするには?
WordPress のファイルが置かれたディレクトリ /var/www/vhosts は Web サーバの実行ユーザ nginx が所有者となっており、sftp クライアント等で直接ファイルをアップロードする事はできません。
そこで nginx ユーザとして ssh 接続ができるようにする方法について解説します。
超高速 WordPress AMI 網元:nginx ユーザとして ssh 接続できるようにするには?より引用
ターミナルでssh接続(AWS網元へのssh接続手順)後、下記の記事手順に従って設定します。
nginx ユーザとして ssh 接続できるようにするには?
超高速 WordPress AMI 網元へリンクします
ec2-userのssh接続をexitします。
[code]$ exit[/code]
③-4:アップロード用に「FileZilla」を設定(ssh接続)
今回ファイルのアップロードに「FileZilla」を使用します。FileZillaは、Mozillaが提供しているFTPクライアントソフトです。FileZillaのssh接続設定をします。
Key Pairでダウンロードした鍵ファイルを、FileZillaに対応したファイルに変換します。メニューバーの「File Zilla」から「Preferences」を選択します。
「SFTP」を選択し、「鍵ファイルを追加」ボタンをクリック。
ダウンロードした秘密鍵を指定すると、「FileZillaに対応したファイルに変換しますか?」と聞かれるので「はい」をクリックして保存します。(拡張子:ppk)
「新しいサイト」をクリックし(名前は何でもいいです)、
①:固定IPアドレス、②:SFTP、③:パスワードを尋ねる、④nginx を
入力後、接続されます。
左がローカル、右がリモートです。それぞれ階層を合わせて、アップロードします。
pluginsは、網元でインストールされていないプラグインアップロードしました。
themesは現在使用しているテーマをアップロードしました。
uploadsは、フォルダごとアップロードしました。
FileZillaの使い方は、以下のサイトを参考にしました。
FileZillaのSFTP接続設定
ありがとうございました。
③-5:WordPressをインストール
nginxユーザでssh接続ができた後に行ってください。
先に行うと、nginxユーザでssh接続の設定ができませんでした。[2014.1現在]
インスタンスを作成した状態では、WordPressはインストールされていません。設定した固定IPアドレス(Elastic IP アドレス)にアクセス後、WordPressをインストールします。
今回の引越では、引越元データベースを移設しますので、ここでの設定はあとから変更されます。
次は、④データ引越その2:MySQLデータです。
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