イベントやセミナーに参加する理由

by kozaru, 2014/10/28

Painted in Waterlogue

「こざるさん、セミナー行き過ぎ!」

と言われて、はっとしました。自分自身の首を閉めているときもある、イベント(飲み会含む)やセミナーの参加。

やりたいこと、興味のあることに対して時間の許す範囲で参加しているつもり。だけど、そのとき、ふっとよぎった言葉がこれ。

「なんで最近こんなに外に出てるんだろう?」

引きこもりの毎日から脱出した3年前

フリーランスで仕事していて、どこにも所属していないので、プライベートな予定以外は基本ずっと引きこもり。外に出たいけど、子どもの帰宅時間や家事を考えると時間がもったいないし、基本おうちにいました。

3年ほど前、iOSアプリを作る習い事に半年通ったのがきっかけで、少し外に出るようになりました。習っている事は難しかったけど、刺激もたくさんいただき、その間はとても充実していました。また、世間から遅れを取っている事に前から気づいていたので、その他のセミナーも行くようになりました。

ここで、刺激を得るという理由はみつかりましたが、「こんな(自分の中では頻繁)に」の部分に理由がみつかりません。

その後、何回か前にでてみた

きっちりセッションを持った事はないけれど、何度かしゃべらせていただくことがありました。が、ちゃんとしゃべれませんでした。

理由は、簡単、準備不足と知識不足。若い頃に講師のアルバイトをしたり、ときどき簡単なインストラクションをすることもあるので、人前でしゃべるときの準備の大切さは、身にしみています。にもかかわらず、日々に追われて時間が取れなかった。言い訳なんですけどね。

そのとき思った事は、今の私にはまだ早いんだなと。賛否両論あると思いますが、私に許されている時間で、仕事以外で人前で話すための準備をするのは、難しいなと思ったんです。

となると、知識を習得するためだけなら、オンライン系のセミナーでもよいわけで(時間もフレキシブルにつかえるし)、「なんで最近こんなに外に出てるんだろう?」スパイラルはますます入り組んできました。

聞くのは楽しいけれど、アウトプットも苦手

そこで、ここ2年くらいは、何度か感想ブログも書いてみました。そうしたら、次は、自分の文章力のなさに凹む。箇条書きにノートをまとめたりするのは好きなんですが、読んでもらった方に響く、気の利いた言葉が書けないんです。

訓練な部分もあると思うので、最近ブログをさぼっていたことは反省中ですが、今後ガンガンブログを更新して行けるとは思っていません。何か書きたい事があれば、書きたいけど、今はそれがみつからない。それが一番の理由です。

技術的なことは、仕事のアウトプットに直結する事もありますが、そうでないこともあります。では、直結するアウトプットがないときに、イベントやセミナーに参加している理由ってなんだろう…悩む訳ではないですが、モヤモヤしておりました。

そんなときに出会ったぐるぐるの話と「アウフヘーベン」

先日いったリクリセミナーで聞いた弁証法のお話がとてもわかりやすく、ぐるぐると頭の中に入ってきました。以下は、セミナーの詳細な内容とは少し違う解釈かもしれないですが、そのとき思ったことのまとめでです。

人生はぐるぐる回っている。
仕事以外にもいろんなぐるぐるがある。
日々はそのぐるぐるの繰り返しだ。

こざるは、そのぐるぐるの引き出しを増やすために外に出ているのではと。
そして、その螺旋状のぐるぐるは、回る度に少しずつ上昇。その上昇部分が「アウフヘーベン」。一人で得られる「アウフヘーベン」もあるけれど、こうやって悩んでいるときに、外部の刺激から得られる「アウフヘーベン」もあると。

これからも引き出しを増やして行きたい

もういい年だし、自分には家庭もあるし、などいろんな理由をつけて、いろんなことを諦めてきたと思います。諦めなきゃいけないときもあったし、その選択について、大きく後悔している訳じゃないです。

だけど、諦めちゃったら、そこで終わっちゃう。人よりゆっくりかもしれないけど、諦めないことって大事なんじゃないかな。

そして、諦めずに頑張るための日々のぐるぐるの「アウフヘーベン」のために、引き出しをこれからも増やして行きたい。だから、今後も時間が許す範囲で、セミナーやイベントにも参加したいなーって思います。

最後に、ちょっとだけ前のめりで

リクリのセミナーの中で、コミュニケーションすることの大切さについて語るいろんなセッションがある中、一番気に入った言葉。

「ちょっとだけ前のめりで」

後ろにいたんじゃ伝わらないんだなと。でも前に出ると、出過ぎて叩かれた時期もあったので、なかなか出ちゃうのは怖い。だから、ちょっとだけ。

今日のブログもその一つ。
いろいろ、もやもやが、すっきり。ありがとうございました。

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