2014.6.7 / 8 の二日間、グランフロント大阪で開催された WordCamp Kansai 2014 に実行委員として参加しました。参加することになったきっかけ、やったことなどを書いた日記的な記事です。仕事をする母として感じた事などが中心の記事で、WordPressのことは少なめです。ご興味のある方はお読みください。
実行委員として参加する事になったきっかけ
Webの仕事を始めた頃、お互いの相方さんが友人で、お知り合いになった「WordCamp Kansai 2014 実行委員長」の順子さん。お互い、結婚・出産を経て、同じ保育園に通うママ友&ご近所さん的なおつきあいとなりました。お互いの子どもが小学生になったころからは、ときどき道であったら挨拶する程度の間柄で、WordPressをやってはるねんなぁと、SNSで知ったような気がします。
こざるは、スタティックなサイトを代理店さん経由で作る事が多かったので、WordPressとはほど遠い生活をしていました。案件によっては、ブログを設置してほしいなどのお話もちらほら出始めたので、ときどき、順子さんがお世話役をやってはるWordBench大阪に参加していました。そんなある日、順子さんから「WordCampの実行委員をやってみない?」と声をかけていただいたのがきっかけです。
額賀さん(実行委員長)に「WordCampの実行委員をやってみない?」とお声をかけていただきました。兼業主婦の私が、実行委員なんてできるのかと不安な部分が多く、すぐにお返事できませんでした。そのことを相談したら、お子さんがいらっしゃる方でもできる実行委員にしたいと話してくれました。
WordCamp Kansai 2014にかける想い:kozaru
順子さんと、こういう形でご一緒するなんて思ってもみなかったです。同じ地域で同じ時期に子育てをしてきた彼女が、実行委員長として頑張っている。その姿をみたとき、ただただ、すごいなぁと感じるだけだったこざる。母であることで迷惑をかけることもあると思い、彼女に伝えたとき、「そうでない人に比べて、少しリスクが高いというだけだから、大丈夫」と言っていただいたこともとても印象的でした。そんな風に考えることのできる彼女の元で、何か一緒にやってみたいなと感じた自分がいました。
ご一緒してみて、彼女のパワーを感じれたし、今まで知らない一面を見る事ができたので、勇気をだして、参加してみてよかったと思っています。
めっちゃ緊張した司会担当:ROOM C03-C04(タイムテーブル)
今回、セッション司会を担当しました。インターフォンや電話にでると「お母さんいますか?」と言われるくらい、子ども声のわたし。ゆっくりしゃべるように気をつけました。聞き苦しいところがあったかも…ごめんなさい。台本などの事前準備も、登壇者さんやいろんなチームの方に助けていただきました。また、セッション司会ができたおかげで、5つのセッションをゆっくり聞く事ができました。これは役得ですね。
こんなに簡単!テーマフレームワークを使った企業テーマ作成
子テーマの存在を知ったのは、昨年の夏ぐらいというこざるにもわかりやすいセッションでした。WordPressを使うお仕事をメインでやっていくのであれば、自分がカスタマイズできるテーマフレームワークをいくつか持っておくといいんだろうなぁと思いました。
WordPressでサイトを構築する際の注意点と安全なコードの書き方
echoのあるところには、サニタイズ(データの無害化)が必要。セキュリティは難しいです。すべてを自分でやる事は難しいんだなぁと感じたし、自分で気をつけるポイントは「まず、echo」なんだなぁとしっかりインプットできたセッションでした。難しい事だからこそ、ポイントを中心に!セッションの進め方としても、とても参考になりました。
世界の最前線!VagrantやWP-CLIなどで開発環境をパワーアップ!
Vagrant、WP-CLI、Grunt、Sassなど、開発環境を作るツールや自動化してくれるツールたち。コマンドラインを使うのが怖かった1年前。最近は何かしらコマンドを入力する機会が増えたなぁと思います。いろんなツールも使おうと思えば、使えるようになるんです。これからも一個ずつ「頑張って使ってみよう!」と刺激をいただいたセッションでした。
WordPressで実制作までまるっとHAPPY!フリーランスママの愛されディレクション
子育てをしながらのお仕事はほんと大変。セッションを聞いて、子どもが小さかったころを思い出しました。そして、忙しいママならではの構築時短術はとても参考になりました。さらに「発想を無駄にしない!自分が必要と思ったものは必ずどこかで誰かが必要としてる!」と前向きなさたさん。ママでフリーランスの方が、イキイキと登壇されているのを見れて、参加できたことを幸せに感じたセッションでした。
ユーザーにやさしい管理画面をつくるために。テーマ制作者ができること 初級編
管理画面を作る!ワイヤーフレームを描いたら、カスタムフィールドも設計する!サイトを作るとき、サイト運用を見据えて設計する。ユーザーさんに使っていただく管理画面を使いやすいものにすることもその一つ。設計段階から考える必要があると思うし、今後そういった部分も含めて、仕事のやり方、進め方も変えて行く時期にきているなぁと思ったセッションでした。
みんな貼りにきてくれてありがとう!タトゥーシール
いよいよ、WordCamp Kansai 2014まで一週間を切りました!わくわく、どきどきの初めて実行委員になったこざるです。WordCamp Kansai バージョン「わぷー」やロゴマークのタトゥーシールを作りました!
わぷーやロゴマークのタトゥーシールを貼って、WordCamp Kansai 2014 を盛り上げよう!:kozaru
タトゥーシールの担当もしました。たくさんの方に貼りにきていただきました!
順子さんも貼りにきてくれました!貼りにきてくれたみなさん、事前準備や当日にお手伝いしてくださったみなさん、ありがとうございました!
コントリビューターデイは、テーマハッカソンのの続きを
昨年の「WordBench大阪・テーマハッカソン」で作りかけになっていたテーマ開発の続きをやりました。実際に公式テーマを出されている平田さんやイマイさんのお話が聞けた事は、今後の開発にあたり、とても参考になりました。
当日、長らく開いてなかった作りかけのテーマが、ローカル環境で動かなくて、あたふたしました。思い返せば、gitとgithubを本格的に使い始めたきっかけが、このときのテーマハッカソン。今では、仕事上なくては困る必須のツールの一つです。初めてのプルリクエストも、このテーマハッカソンでつかっているリポジトリに送りました。懐かしいなぁと思いつつ、今回の準備不足に反省。
平田さんには、Theme Unit Test や、作ったテーマをチェックするプラグインなどを教えていただきました。コーディング担当なので、Theme Unit Test の中で、きちんと表示されない部分を現在修正中です。イマイさんには、Readmeの書き方や、テーマに組み込みたい機能についての最新情報などを教えていただきました。情報を共有して、今後に役立てればと思っています。
教えていただくばかりの一日に…まだ作りかけのテーマですが、チームみんなで完成させて、コントリビューターになれたらいいなぁと思っています。
ママの視点でこざるが感じたこと
両日を通して、セッション、懇親会(その後も含め)、コントリビューターデイで、いろんな方とたくさんお話しできました!普段引きこもって作業をしているこざるにとって、とても充実した二日間でした。この出会いをくれた、順子さん、WordCamp Kansai 2014、そしてWordPressに感謝!長いブログを書いたのも、初めてでは…。書ききれなかったエピソードもたくさんあります。全部まとめて、心の中に大切にしまっておこうと思います。みなさん、ほんとにありがとうございました!
最後に、ママの視点から、WordCamp Kansai 2014を振り返ってみました。子どもが大きくなって、少し時間が出来て、外にでるようになって、2年ちょっと。最初は戸惑う事のほうが多かったです。今でも人見知りで、どきどきする事が多々あります。だけど、一人でできる範囲は限られている。そう思うと、いろんな方とお話しして、いろんな意見を聞くことの大切さをひしひしと感じました。
そして、今まで、子育てと仕事って、戦いだと思っていました。ところが、今回 WordCamp Kansai 2014 に参加して、子育てしながら仕事できることを楽しもうと思えるようになりました。
WordCampのことや、仕事に没頭していると、横から「おなかすいたー」って言われます。その言葉に、自分もお腹が空いている事に気づける。クタクタになってソファーで寝ちゃったら、そっとブランケットをかけてくれていたり。子どもが小さかった頃に、こんな日がくるなんて思ってなかった。毎日が必死でした。でもそれがずっと続く訳じゃないし、その頃のご縁で、WordCamp Kansai 2014に参加できた。そして、自分より若いパパやママたちがもっとがんばっている姿をみて、刺激をもらえた。私の背中をみて育った子どもが、私にそっとブランケットをかけてくれることに気づけた。
そのとき、ママがイキイキ頑張っている姿を見せることは、子どもにとってよいことなんじゃないかなって思いました。家事や育児を放り投げて、毎日仕事に没頭すればいいと言う訳ではないです。ただ、ママ自身も人生を楽しむ事が大切で、その姿を子どもに見せるのは、もっと大切なのではと感じました。この10年ちょっとを振り返ると、子育てをしながら、私自身が、子どもに育ててもらった気がします。そんな風に感じる時間をもてたのも、WordCamp Kansai 2014に参加できたからではと思っています。今後は、仕事も子育ても楽しめるような環境を作れたらなぁと思います。
そんなこんなで、こざるにとって、WordCamp Kansai 2014という非日常な経験は、とても貴重な経験でした。みなさま、ほんとに、ありがとうございました(ペコリ)。